はじめに
冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、炊飯器、空気清浄機、加湿器、エアコンなどの生活に必要な白物家電。
テレビやレコーダー、カメラにパソコンなどの主に娯楽系に多い黒物家電。
(黒物家電は白物家電に対して作られた言葉になります。)
家電量販店に行くと、様々な電化製品が売られていますよね。
階数も多いので、見に行くだけで楽しいという方はワタシだけではないはず。
何を隠そう、ワタシは電化製品が大好物。
もぅ観ているだけで楽しいし、最新テクノロジーを駆使した商品が大好きです。
もちろん、昔のレトロ感溢れる家電も魅力的で大好きです。
主に黒物家電担当なのですが、家電大好きということで、友人などに電化製品を購入する際、かりだされることもちらほら。
そういった経験を踏まえ、少しでも“お得”にお買い物をする方法をお教えします。
家電好きの方なら自然とやっていることかもしれません。
電化製品を購入する前に
家電って一般的に高いですよね。
“高い”という表現は、家電の種類によって変わってきますが。
高いお買い物、失敗はしたくはないですよね。
一人暮らしを始める為、洗濯機を買いに行ったが、どれが良いのだろうか?
洗濯機にどんな種類があって、相場がどのくらいなのか…、初めて選ぶ家電ってわかりませんよね。
家電好きなワタシでさえ、オールジャンルの相場なんてわかりません。
“とりあえず家電量販店で店員さんに聞きまくってくる”
質問攻めをして、購入しないメンタルを持っている方なら、これが一番良いです。
試着をいっぱいして、購入をやめることに後ろめたさを感じない方です。
これは決して悪いことではないのですが、なんか罪悪感を感じてしまいますよね。
専門家に聞けば、最適な回答と値段の相場がわかります。
なので、お店に行って聞いてしまうのが一番早いです。
で・す・が!
それが本当に適正な値段かどうかはお店次第になってきます。
また、家電量販店では、スタッフの中に、メーカーの服を着た方が立っていますよね?
あれは大半メーカーからの派遣スタッフです。もちろん、販売員という立場なので、質問をすれば回答してくれますし、他メーカーでも購入の意を告げれば、対応してくれます。ですが、家電量販店の正規販売員ではないのです。
何が言いたいというと?スタッフによって回答に偏りが生じるということです。
つまり、ある程度、商品知識と価格の相場は調べておいた方が良いということです。
売り場とメーカーとの関係
話が脱線しますが、
家電量販店とメーカーはお取引先様同士ということになります。
例えば、XYZカメラという家電量販店(架空)と、生活家電を打ち出すA社とB社があるとします。
XYZカメラにて、A社の商品が物凄く売れたとします。XYZカメラはA社の商品を必然的にたくさん仕入れます。
そうすると、A社と家電量販店の関係はどんどん良好になり、仕入れの価格も下がったりします。
わかりやすい仕組みですね。
対して、B社の商品はなかなか売れません。
汚い話ですが、XYZカメラとB社の会社としての立ち居地により変わってきますが、B社が海外商品を仕入れている代理店で、唯一の卸先がXYZカメラだとします。
現在だと、XYZカメラが独占販売。つまりXYZカメラは売ることに頑張らなければいけないわけです。
となるとどうするか。
ほっといてもA社の商品は売れるから、B社の商品はデッカくブースを設けよう!など企画を練るわけです。
ここに、何も知らないHくんが着たとします。
“A社の商品が売れてるって聞いたけど、B社の商品が凄い打ち出されてるなー、しかも日本に無いオシャレなデザインが他と違って良いかも!”
と、購入するかもしれません。
全部が全部そうではありませんが、こういった家電量販店とメーカーの関係による事情もあるということを知っておきましょう。
ネットショップと家電量販店の価格差
とりあえず価格の事なら価格.comで調べるのが良いでしょう。
ですが、価格.comはネットショップを対象としていますので、家電量販店で購入したい場合、欲しい商品の値段が必ず最安値で購入できるわけではないということを知っておきましょう。
価格.comでは、ネットショップの価格をクロールし、自動排出されるプログラムを用いています。(たぶん)
なので、価格変動のタイムラグは生じますし、ネットのみでの価格しかわかりません。
現在では、ネットと実店舗で値段を分けてる家電量販店は少ないですが、一般的にネットショップの方が安いです。
それは、売り場と販売スタッフを設けるか、設けないかで必要な経費の違いが生じるからです。
ネットショップはそういった経費がかからない分、安く提供できるという点があります。
ここがネットショップと実店舗を持つ家電量販店の大きな違いです。
ネットショップと家電量販店のメリット、デメリット
先ほども申し上げた通り、ネットショップの方が価格が安いことが多いです。なので、ネットショップは価格という面で強いと思います。また、ネットショップならどこに住んでいても購入可能な点も有りがたいですよね。
余談ですが、ZOZOTOWNがここまで成長した理由の一つにこの点が挙げられます。
では、家電量販店はどうでしょう。
ネットショップとの大きな違いは、すぐに対処してくれる安心感ではないでしょうか?ネットショップだとお問い合わせを対面で行えませんので、かゆい所まで手が届かないのに対し、実店舗なら直接持ち込めば話は早いです。メーカー担当の派遣スタッフがいることも多いので、メーカーに聞かなければいけないことも対処してもらえたりするわけです。
あとは、実店舗だとポイントがおいしかったりします。ネットショップでもポイントは付きますが、ポイントの相場が実店舗より低かったりします。価格が安いネットショップなどではポイントがつかなかったりもします。
プラス、後述しますが、値引き交渉が出来たりする点も対面ならではです。
家電量販店
メリット
サポート面での安心感、ポイントの充実、値引き交渉
デメリット
出向くのに大変な場合、他店舗の現在の価格を調べるのが大変
ネットショップ
メリット
最安値が多い、どこでいつでも購入可能
デメリット
決済方法が不統一、休業日があるのでお問い合わせに時間がかかる
値下がりしない商品がある?
商品を購入する際、販売価格ではなく、メーカー希望価格と明記された箇所を見たことはないでしょうか?
メーカー希望価格 500円
と書かれていた場合、メーカーがこの商品の適正価格は500円ですよ!と、出来たら500円で販売してほしいな!といった希望になります。(簡単に言うと)
この下に販売価格 300円とか記載されているわけです。
では、
メーカー希望価格 オープン価格
という表記はどういった意味か。
家電は値下がりが激しい商品です。
例えば、
メーカー希望価格 20,000円 で 販売価格 18,000円 で売られ始めた商品があるとします。
これが、最終的に販売価格 5,000円 になったとしましょう。
希望価格に対し、4分の一になると、ブランドイメージがとっても悪くなってしまいますよね。
一般顧客からすると、5,000円の価値として捉えられるわけです。
そういった値下げ業界でブランドイメージを下げない苦肉の策がオープン価格の採用になります。(簡単に言うと)
そうした家電業界の中で、価格が下がりにくい商品があります。
それは、メーカーが値下げを禁じている商品になります。
安くするも高くするもメーカー次第といった感じです。
これは、販売価格が適正価格であり、ブランドイメージを壊したくないといった気持ちの強いメーカーになります。
アップルやダイソンなどを想像して下さい。
ブランド価値と値段がイコールなメーカーは、値段が下がらなくても需要があるということです。
つまり値段が細かく変動する商品とそうでない商品があるということを知っておきましょう。
上手な購入の仕方
前置きが長くなりましたが、どのような手順で購入にいたれば良いか書き連ねていきます。
・HPやパンフレットで情報収集
・価格.comで欲しい商品の値段の相場を調べる
※値段の変動がない商品かどうかもここでわかります。
近くに大型の家電量販店が無ければ、保障や特典、合わせてた運営会社がキチンとしているかどうかを見て、安心した店舗で購入することをお勧めします。あまりに価格が安い店舗はあやしいことがございますので、ご注意です。
大型の家電量販店がある場合、事前に調べた価格と商品知識を持って、お店の店員さんに色々聞きましょう。
まず!
今、おすすめの商品は?
比較される商品との違いは?
値段帯でのランクの違いは?
欲しいジャンルの商品の中で、今どんな機能を持った商品があるのか、スタッフに聞いてみましょう。事前の調査により、説明がすんなり入ってくると思います。
他店舗との値段帯ではなく、他メーカーとの値段の違いを聞きましょう。値段の違いがどういった機能の違いがあるか細かく聞くことで、適正な値段を知ることができ、更に、自分が何が一番欲しい商品かわかります。
金額を上げていけば、機能が追加された良商品がどんどん出てきます。自分が必要な商品はどの程度の価格ランクのものかを調べましょう。よっぽど悪い店員でなければ、お客の必要性にあった価格の商品を選んでくれるはずです。
ここまですると、欲しい商品のターゲットが3個以内に絞れるはずです。
ここまできたら、店員さんに“ありがとうございます。少し考えてみます。”と感謝を込めて、立ち去りましょう。この時、対応してくださった店員さんの名前を忘れずに!忘れそうな場合は名刺とかございませんんか?後で来るかもしれませんので、と聞いておきましょう。
この時点で値下げとかはしてはダメです。ただ購入意欲がある感じを見せることは大事です。
そうしたら、競合している家電量販店、最低3店舗くらい実際にまわって見ることをお勧めします。
時間があるなら、同じ事を全ての店舗で聞いてみましょう。
店員さんにより、目線が変わったりするので、案外、自分はこっちの商品の方が良いのかな?といった新しい見方が出来ると同時に、ターゲットも絞れる可能性もあります。
店舗をまわる際、確認することは
- 価格
- ポイント
- 特典
などなど。
3店舗目まで行ったら、店舗での価格やポイントの違い等が出てくると思います。
3店舗目からは軽く交渉してみましょう。
“〇〇で見た値段は〇〇なんですが、値段って下がったり、ポイントが多くついたり、なんか特典とかございませんかね?”
申し訳なさそうに聞いてみましょう。
無理な場合もありますが、“〇〇までなら…”と言ってくれる可能性もあります。そうしたら、凄く悩む感じを見せて、考えますと告げ、いったん店舗を出ましょう。
そして、これをまわった店舗で聞きます。
店員のレスポンスが良い店舗を見つけたら、最後の交渉に入りましょう。
第一質問が、
“〇〇で見た価格と同じ価格になりませんかね?”
でした。
かなり、考えている所を見せ、
“もうちょっとは無理ですかね?”
とちょっと粘ってみましょう。
“ポイントでも安価な付属商品を付けてくれるとかでも良いのですが…”
とこれまた申し訳なさそうに交渉してみましょう。
そして、最後に、今日買いたいということと、ここの店舗で購入したいという意志を伝え粘ると、もう一声出してくれることがあります。
ここまでやれば、たぶん実店舗で出せる最安&特典は出せると思います。
最後に
家電量販店ですと、交渉はあまり良い顔をしない店員さんがいます。値切って当たり前のジャンルではないので、仕方のないことです。
なので、もし要望に応えてくれましたら、誠心誠意を込めて感謝しましょう。そして、その店舗でこれからもたくさんお金を落としましょう(笑)
そういった持ちつ持たれつ関係が、家電を上手に購入していく上で大事になってくると思いますので。
コメントを残す