【ネタバレあり】漫画『げんしけん二代目』が完結したので語りたい。 – akiragoto
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執筆者:akira

【ネタバレあり】漫画『げんしけん二代目』が完結したので語りたい。

『げんしけん二代目』が完結してしまいました。
好きだった漫画がまた一つ幕を下ろしたわけですが……。
とりあえず、木尾士目先生お疲れ様です。

What’s げんしけん ?
『月刊アフタヌーン』(講談社)誌上で2002年6月号から連載。
表題の「げんしけん」とは物語の舞台となる大学のサークル「現代視覚文化研究会(現視研)」のこと。基本的にはげんしけんに所属するオタク達のリアルな日常を描くコメディ作品だが、心理描写や人間模様を軸とした恋愛漫画の要素も含まれている。2005年に講談社漫画賞並び文化庁メディア芸術祭にノミネートされた。
げんしけんの魅力については以前の記事でも語ったので、今回は最終話まで読んで、アニメ含め、総括する意味での感想を語りたいと思います。
ネタバレありで書きますので、まだ読んでない方や、これから読む方はご注意を!!
https://hiroasa.com/2016/07/20/genshiken/

斑目晴信がヒーロー

最終話を読み終えて、一番にそう思いました。
最終的にラブコメ的な要素で終わり、この辺は賛否両論ありそうだが、咲ちゃんのことをずっと好きだった斑目が告白し、ふられて、最終的にハッピーエンドになったのは個人的に嬉しかったです。

『げんしけん』の主人公は一応、笹原完士である

『げんしけん』は大学に入学したばかり笹原完士が、オタクライフに身を沈めていく過程(笑)をリアルに描いていて、笹原が作中での主人公的ポジションになります。
一方、斑目晴信は、笹原完士の一つ先輩で、3年の時に現代視覚文化研究会(現視研)の会長(二代目)になります。ちなみに笹原完士はのちに三代目会長に就任します。
そして、笹原完士と同学年の高坂真琴の彼女で、非オタク住人が春日部咲になります。
『げんしけん』はオタク代表として君臨する斑目晴信と、リアル住人の春日部咲が理解できない壁を壊すわけでもなく衝突し、その中で、笹原完士が、色々な葛藤を持ちながらオタクとしても、男としても成長していく様が描かれています。

『げんしけん二代目』で影が薄くなる前主人公

それもそのはず。
『げんしけん二代目』では、笹原完士は卒業しており、後輩で、笹原の彼女になる荻上千佳が会長として、『げんしけん』での男性向けオタク漫画から、女性向けオタク漫画の話に変わっていくのです。
しかし!自宅が学校の近くにある斑目は『げんしけん二代目』でも、出まくります。
むしろ、『げんしけん二代目』の主人公と言っても過言ではありません。

男性目線が斑目の目線に

斑目が会長時は、男性部員が多く、アニメ、漫画、ゲーム(エロ含む)を共有できる友達が多かったが、『げんしけん二代目』では女性部員が多いため、ちょっと疎外感が否めません。
それは部室を眺める斑目の目線でも描かれています。

男性な私としても、かなり投影してしまいました。

春日部咲がヒロイン

春日部咲は、斑目が好きだった人。
非オタで、後輩の彼女でありながら、いつしか意識し始めてしまった思い人。
斑目が咲ちゃんに告白するシーンは泣きました。(その過程含めてね)
春日部咲は、現視研の中でも最上級に君臨するであろうドオタクの高坂真琴の彼女でありなが、決してオタクに染まることはありませんでした。でも、始めこそ理不尽なオタク批判が多かった咲ちゃんがいつしか、非難に棘が無くなり、一種の愛情表現として立ち振る舞っていったのは、現視研にいたからだと思います。
そんな芯があって理解力もあり、上手く立ち振る舞える咲ちゃんは、たぶん、げんしけんの中でもかなり頭のキレるキャラだたと思います。漫画の中でも一歩先を読んで、相手の気持ちを思い動いていたのは誰よりも咲ちゃんでした。
『げんしけん二代目』で斑目が咲ちゃんに振られた後、斑目にモテ期が来て、最終的に的確なアドバイスをしたのも咲ちゃんです。
斑目にとって、咲ちゃんはいなくてはならなかった存在。
げんしけんは、斑目と咲ちゃんの物語だったと言っても過言ではないわけです。

兎にも角にも、面白かった

この一言に尽きます。
この先、何度読んでも面白いと思える噛めば噛むほど味の出る漫画だと思います。
『オタク』の学生生活をフューチャーしているので、そういった世界と無縁の方には理解し難い部分も多々あると思いますが、逆にその世界を知りたい方にはとてもお勧めです。
とはいえ、学生生活の日常を描いているので、サークル、恋愛、就活などのリアルなシーンもあります。
そういった意味では大学生の日常漫画として読んでも、とても面白い作品に仕上がっていると思います。

↑確かにね。現実ではサークル崩壊していてもおかしくない。
ちなみに、『げんしけん』の最終巻(9)の限定版で、CDドラマが付属しており、その中で、久我山光紀CV役の乃村健次さんが、自身の大学時代を語っていたのが印象深かったです。

最後に斑目の彼女について

最終的に斑目が付き合ったのは、海外留学生のスザンナ・ホプキンス。
この展開も賛否両論あるみたいですね。
個人的には、大好きなキャラ同士がくっついたので、嬉しかったです。
その前の話での、誰も選ばなかったという展開で終わったとしても、作品としては面白かったのかもしれません。
咲ちゃんとの未来があったなら……それは、『Spotted Flower』で擬似体感を味わっていきましょう!

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