先日、初めて富士フイルムの東京サービスステーションにてレンズをレンタルをしてきました。
レンタルしたレンズは兼ねてから試してみたかった「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD」になります。
フジのミラーレスを使用している方なら誰しもが憧れるレンズの代表格のはず。
このレンズを使いたいが為に、フジのカメラを買ったという方も多いと思います。
そんな皆んな大好きレンズを借りて試写したら、予想を遥かに上回る結果だったので魅力をお勧めしたいと思います。
サービスステーションって?
富士のサービスステーションは東京、大阪、名古屋、福岡にあり、カメラの点検だけでなく、ボディとレンズのレンタルサービスを行なっています。
なんと!当日なら0円という太っ腹なサービスです。(※)
(※XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは除く)
1泊2日や3泊4日でも、他社のレンタルサービスよりかなりリーズナブルで良心的価格なので、旅行時にも嬉しいです限りです。
身分証とクレジットカードがあればすぐにレンタル出来ます。(クレジットカードが無くても可)
クレジットカードは何かあった時の保証も兼ねてるのかもしれません。
XF56mmF1.2 R APDって?
今回レンタルした「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD」は、元々発売されていました「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」にアポダイゼーションフィルター(APDフィルター)が搭載されたモデルになります。
APDフィルターとは、簡単に言うと、柔らかいボケを生成できるフィルターになります。
とろけるようなボケ感が特徴的で、SONYでも同様なフィルターを搭載したレンズが大人気だったりします。
APDフィルター搭載でAF撮影が可能なレンズはこのフジのレンズが世界初だったそうです。(知らなかった)
ちなみに、APDフィルターが搭載されているかどうかで値段に4、5万円の開きが出てくるので、実際に購入するとした際、どちらを選ぶかは悩みどころです。
56mmというと35mm換算で85mm相当になり、ポートレートで人気が高い望遠域の単焦点レンズになります。
最大開放F1.2とかなり明るいレンズなのも人気の要因の一つ。
正確にはF1.2構造でも、最大開放で日中撮影が可能になるように、3段階分のNDフィルターが内蔵されています。
つまり、
F1.2 → F1.7
F1.4 → F1.8
F2 → F2.3
F2.8 → F3.0
F4 → F4.2
F5.6 → F5.6
ということになり、F5.6以降は同じになります。
F5.6以降はほぼ「XF56mmF1.2 R」と同じになってくるわけです。
今回はこのレンズを使用してみた作例をご紹介していきたいと思います。
作例紹介
今回使用したカメラ本体はX-Pro2。
全てRAWデータで撮影し、RAW現像したものになります。
感想
X-Pro2自体、RAW現像入らずな描写力で撮りたい絵に限りなく近い写真を写してくれる最強カメラになりますが、このレンズとの組み合わせは反則級に素晴らしいです。
ピントが合っている範囲はキリっと、そこからまろやかなボケ感は流石の一言。
絞ればシャープに写るし、使い勝手が本当にいいです。
レンズの性能で表現の幅が広がるとありますが、本当にそう感じさせてくれる逸品ですね。
85mmという画角を初めて使用しましたが、余計な情報を取り除き、撮影したい被写体を明確にしやすいので、ポートレートだけでなくスナップにも向いてるなと。個人的にはスナップとして利用したいなと思いました。
今までは、50mm単焦点絶対主義でしたが、焦点距離85mmが最強になりました。笑
レンズ自体の大きさや重さも気にならず、スナップレンズとしてガンガン使えて良かったです。
私が今回借りたレンズはヨドバシカメラで税込168,090円!(2018年6月現在)
今回使用してみて、その描写力等加味すると確かにね~と思いますが、APDフィルター非搭載と2万円くらいの違いだったら嬉しかったですね。
ボケ感に4万円出すべきかと言うと……実際むむむとなります。
ヨドバシカメラでの作例比較も見ましたが、素人目では全く分からなかったですし。
そんなこんなで、実際に買うとなったら「XF56mmF1.2 R」にするかもしれません。
「XF56mmF1.2 R」は使用したことがないので、次回はこちらをレンタルして試してみたいと思います。
こんな良いレンズが当日使い放題で無料なのですから、本当にフジさん太っ腹ですよね。
サービスステーションに立ち寄る機会がありましたら、是非レンタルを利用してみてください!
コメントを残す