ヤシカと聞くと、写真好きなら一度は目にしたことはあるであろう、フィルムカメラを思いだすのではないでしょうか。
先々月、公式サイトやYoutubeのYASHICA Officialチャンネルにて、ティーザー広告と思われる動画が発表されました。
その後、動画内で使用されているカメラが昔の「YASHICA ELECTRO 35」に似ていたりしたことから、新しいフィルムカメラが発売されるのか?ヤシカのカメラ復活か!?など、様々な情報が行き交っていました。
つい先日、最後のティーザー広告である動画内にて、“10 OCT 2017JST Kickstarter” の文字が書かれていましたが、予告通り、2017年10月10日に、クラウドファンディングサイト“Kickstarter(キックスターター)”にてヤシカの新しいカメラが発表されました。
digiFilm™ Camera by YASHICA
日本時間 2017年10月10日20:00にKickstarter(キックスターター)に「digiFilm™ Camera(デジフィルムカメラ)」が発表されました。
digiFilm™を使用したYASHICA Y35 Camera
Kickstarterの発表を読むと、digiFilm™と呼ばれるシステムを採用した「YASHICA Y35」デジタルカメラということみたいです。
カメラボディは「YASHICA Electro 35」のボディデザインを忠実に再現しているようです。
フィルムを交換することで、ISO感度や写りが変化する……つまり、擬似フィルム交換するデジタルカメラといったところでしょうか。
FUJIFILMは「フィルムシミュレーション」と呼ばれるカメラ内で色々なフィルムでの写りを楽しめるシステムを導入していますが、それを実際に専用のフィルムを交換することで写りを変えていくという点では、確かに、ティーザー広告でうたっていた全く新しいカメラですね。
スペック
- センサーサイズ:1/3.2-inch CMOS sensor
- 有効画素数:1400万画素
- ビューファインダー内蔵
- 絞り:F2.8
- 焦点距離:35mm
- 最短撮影距離:約1m
- シャッタースピード:1秒、1/30秒、1/60秒、1/250秒、1/500秒
- 記録媒体:SDカード(wifiカード対応)
- Micro USB端子 (データ保存用)
- 三脚穴
- 電源:単三電池x2
- digiFilm™によってコントロールされた画像が撮影可能
- 本体サイズ:W100 x H64 x D28 mm
- レンズやスイッチ含む全体サイズ:W110 x H70 x D55 mm
The digiFilm™ System
今回、発表されたカメラは、digiFilm™システムを採用したYASHICA Y35カメラで、現在、4つのdigiFilmが用意されています。
これらのdigiFilm™を状況に合わせて使い分けていくわけですね。
レンズではなく、フィルムを持ち歩くわけです。
至極当然で、当たり前のことだけど、デジタルカメラでは通用しない常識なのが本当に面白いですね。
ISO1600 High Speed | ISO1600 ハイスピード
動画内でも暗いお店で撮影しているシーンがありましたし、ISO1600で暗いところでの撮影に強いのでしょう。
Black & White | ブラック & ホワイト
これは普通の白黒写真撮影用だと思うのですが、1つ気になるのが動画内で東京タワーだけカラーのモノクロ動画があったこと。
そういった撮影も可能ということでしょうかね?
この後、なぜか被写体だけカラーになって出てきますが。意味深です。
ちなみにISO400です。
ISO200 Ultra Fine | ISO200 ウルトラファイン
低感度撮影でシャープで発色が良い、ポートレート向けといったところでしょうか。
常に携帯する1本になるでしょうね。
120 Format (6×6) | 120フォーマット (6×6)
スクエア写真が撮影できるので、instagramに適しているね!と記載がありました。
こういったこともあり、wifi可能なSDカードが対応していることが記載あったのかもしれません。
ちなみにISO200になります。
「DELUXE PACKAGE」
Kickstarterでは、限定100台の「DELUXE PACKAGE」で328USドルで発売すると記載してあります。
詳細は、
・YASHICA digiFilm Camera Y35 レザー仕様(ハンドメイド)
・レザーストラップ ( Hand Made )
・digiFilm フルセット:ISO1600 High Speed、ISO400 Black & White、ISO200 Ultra Fine、120 Format ( 6×6 ) 各1本(1個)
・シリアルナンバー
・コレクターボックス
となるそうです。
投資しました
トイカメラ全盛期、フィルム、デジタル、どちらも色々なギミックを搭載したカメラが登場し、ワクワクした思い出が蘇りました。
フィルムの役割を持った「digiFilm™」を使用して撮影するといった点は、フィルムカメラへの敬意を感じますし、写真を撮影する楽しみを素直に感じられるとても面白いコンセプトを持ったカメラだと思います。
個人的にはすごく“欲しい”です。
ってことで、勢いで投資しちゃいました。完全に勢いです。
「24h Kickoff Conbo」
プロジェクト開始から24時間限定のプレッジにしました。
投資額はUSD150ドルでしたが、香港ドル計算になり、HKD1,268ドル(うち配送料100ドル)だったので、日本円にして約18,297円といった感じです。(2017年10月10日時点)
本体、digiFilm4本(各1本)、ポストカードといった内容です。
ちなみに、今回の投資したプレッジは、35%OFFらしいです。つまり本来なら約2万6千円くらいということですかね。(送料は含めてません)
すでに、プロジェクトは目標金額であるHKD 800,000 ドルをたった4時間で達成し、この記事投稿時、133%まで達しているので、プロジェクト完了ですね。
このペースなら、通常販売に行くまでも早そうです。
お届けは来年2018年4月頃
来年、4月ならちょいと忘れかけた頃にきそうで嬉しいです。
届き次第、レビューしたいと思ってます!
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