マイクロフォーサーズの常用レンズはこれで決まり「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm」

H-ES12060 紹介 サムネ

GH5を購入して、2週間ほど経ちました。
GH5はAFの設定が複雑で、被写体にピントが合う速度や粘りなど細かく設定できますし、AF方式やAFエリア設定などの組み合わせなど、実際に撮影していかないとわからないことだらけで、楽しくも難しくもあります。
今まで家電でも、ゲームでも説明書など一切読まなかった(というと嘘になる)私が、解説書片手にGH5の操作を覚えているのだからビックリ。
それくらいのめり込んでいる楽しいカメラになります。
今回はGH5を購入して最初に手にしたレンズのご紹介です。

「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0」

H-ES12060 画像01
購入したレンズはパナライカのズームレンズになります。
動画をメインと考えた時、ズームレンズの方が使い勝手が良いかな?と色々調べている中で、このレンズの評判がすこぶる良かったのでこれに決めました。
また、パナソニックのマイクロフォーサーズ機を持っている方で、このレンズを所持している方がとても多かったのも後押しされました。

パナライカとは?


Panasonic LEICA レンズ(通称パナライカ)は、LEICAの厳しいレンズ基準をクリアしたパナソニック製のレンズになり、現在、10本のレンズが発売されてます。
LEICAレンズには開放F値ごとに名称が付けられており、Panasonic LEICA レンズにもそれが受け継がれています。
・F0.95 : Noctilux(ノクチルックス)
・F1.2 : Nocticron(ノクチクロン)
・F1.4 : Summilux(ズミルックス)
・F2.0 : Summicron(ズミクロン)
F2.8 : Elmarit(エルマリート)
・F2.8〜 : Elmar(エルマー)
今回購入したズームレンズは、「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0」。開放F値がF2.8なので“ELMARIT”の名称が入っています。

H-ES12060 画像02
H-ES12060 画像03

またLEICAレンズの特徴でもある、オレンジ色の焦点距離がレンズに刻まれています。
レンズにもLEICAの文字がひっそりと。主張し過ぎない感じがまた格好いいですね。

製品仕様

12-60mmだと、35mm換算で24-120mmと、広角から望遠までしっかりマークされています。
開放F値はF2.8通しではなく、望遠端ではF4となりますが、5倍ズーム出来てこの明るさなら十分かと思います。
簡単な製品仕様はこちら。

品番 H-ES12060
光学式手ブレ補正 / Dual I.S.2 対応
焦点距離 f = 12-60mm(35mm判換算:24-120mm)
絞り F2.8 – 4.0
撮影可能範囲 W:0.20m~∞ / T:0.24m~∞(撮像面から)
最大撮影倍率 0.3倍(35mm判換算:0.6倍
フィルター径 Φ62mm
最大径×長さ φ68.4mm×約86mm(※)
質量 約320g

※…レンズ先端より、レンズマウント基準面まで。
35mm換算24-120mmのズームレンズと考えると比較的コンパクトですが、小さなレンズが多いマイクロフォーサーズ専用レンズの中では大きくズッシリした部類に入るかもしれません。
小型ボディに取り付けると、レンズが結構強調される可能性もあります。
H-ES12060 画像04
重量級なGH5に取り付けるとこんな感じ。
見た目のバランスは凄く良いのですが、ボディとレンズ合わせて1kg越えるので、階級はフルサイズか?と思うほど。
関係ないですが、Nikonのフルサイズ機「D610」を使っていた時のことを思い出しました。
写りは好きだったけど、重かった。実際ボディだけの重さでいうと、GH5とD610では100gほどしか違わないんですけどね。

このレンズの凄いところ

Panasonic LEICA レンズだけあり、描写も折り紙付きなのですが、このレンズの凄いところはそれだけではありません。

その1 | Dual I.S.2

「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm」は、「Dual I.S.2」に対応してます。
これは、ボディとレンズの手ブレ補正を組み合わせることで、最強の手ブレ補正を実現してくれるというもの。
手ブレが強力なので、望遠域でも安心です。
夜間撮影時もしっかりと体でホールドすれば、シャッタースピードを遅くすることに抵抗はありません。

その2 | 最大撮影倍率

最大撮影倍率とは、実際の被写体のサイズに対して、どれくらいの比率で撮影出来るかといった値になります。
マクロレンズと呼ばれるものは、等倍で撮影できるものが多いので1倍となっていることが多いです。
このレンズの最大撮影倍率は0.3倍。35mm換算で0.6倍になります。
一般的なレンズだと0.1〜0.3くらいなので、これって凄いことなんです。
プチマクロといっても過言ではありません。
実際、0.5倍でもマクロレンズとうたっているレンズがあります。
最短撮影距離も0.20m(広角端)と近いので、寄って大きく撮影出来るのも嬉しいポイント。
35mm換算24-120mmと広角から望遠まで伸び、最大撮影倍率も35mm換算で0.6倍と大きく撮影出来るプチマクロレンズとしての性能も持った、まさに万能なレンズと言えます。

作例

凄いレンズってことはわかったが、実際、写りはどうなんじゃ?と思われてるかと。
このレンズの魅力が伝わるかわかりませんが、私が撮影した作例を載せます。
素人でも、このレンズでこんな写真が撮れるのかーと思ってもらえたら幸いです。
H-ES12060 作例01
H-ES12060 作例02
H-ES12060 作例03
H-ES12060 作例04
H-ES12060 作例05
H-ES12060 作例06
H-ES12060 作例07
H-ES12060 作例08
曇り時での撮影が多かったので、少し眠たい画も多いですが、白飛び、黒潰れもなく綺麗に撮れてるなーといった印象です。ちなみに、全てRAW現像した写真になります。
マイクロフォーサーズですが、諧調は豊かだなぁと。
木の苔や枝の質感などアップにしても鮮明でしたし、娘の写真では逆光撮影でしたが、髪や肌の質感もリアルで驚きました。
2000万画素になったGH5の力もありますが、このレンズとの相性が良いんだなぁとしみじみ思います。
このレンズの高い評価に偽りは無かったようです。

感想

H-ES12060 画像05
GH5との組み合わせだからか、ボディ込みで重いなぁという印象は拭えません。
もうちょっと小型のボディなら気にならないかもですが。
ただ描写に関しては、素晴らしいの一言。
単焦点レンズ顔負けの描写力に、35mm換算で120mmの望遠域まで届く安心感。強力な手ブレ補正は、暗所や動体でもしっかりサポートしてくれます。
このレンズさえあればいらなくない?(実際はそうならないのがレンズ沼の怖いとこ)と思えるほど、万能なレンズになります。
FUJIFILMのズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を初めて使った時もズームの概念を打ち砕かれましたが、このレンズも同様。
技術が進歩しているんだなぁとあらためて実感しました。
ファミリーレンズとして、旅レンズとして、1本選ぶとしたらこのレンズがお勧めです。

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