マイクロフォーサーズユーザーなら、皆持っていると言っても過言ではないくらいMFT(マイクロフォーサーズ)代表格に君臨する単焦点レンズ「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7」。
ちょっと言い過ぎましたが、一度は購入検討するであろうレンズだと思います。
程よく広角で明るく、コンパクト。んでもって、Leicaネームが付いているのだから、買うよね!と。
私も、MFT最初のレンズとしてこの単焦点レンズを選びました。
中古で購入したのですが、人気らしく入荷しては売れの連続で、手に入れるまでにちょっと時間が掛かった思い出があります。(新品買えよ!って話なのですが)
今回は、みんな大好き「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7」についてレビューしていきたいと思います。
「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7」
このレンズはLEICAと書かれていますが、パナソニック製になります。
通称パナライカと呼ばれる、LEICAの厳しいレンズ基準をクリアしたパナソニック製のレンズになり、現在、10本のレンズが発売されてます。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0」の記事でも紹介しましたが、LEICAレンズには開放F値ごとに名称が付けられており、Panasonic LEICA レンズにもそれが受け継がれています。
・F0.95 : Noctilux(ノクチルックス)
・F1.2 : Nocticron(ノクチクロン)
・F1.4 : Summilux(ズミルックス)
・F2.0 : Summicron(ズミクロン)
・F2.8 : Elmarit(エルマリート)
・F2.8~ : Elmar(エルマー)
んで今回のレンズは、F1.7なので……、
“あれ?ないぞ?でもSUMMILUX(ズミルックス)って名前が付いてる…でもF1.4じゃない”
となると思います。
ここは大人の事情ということで。笑
製品仕様
簡単な製品仕様はこちら。
品番 | H-X015 |
光学式手ブレ補正 | – |
焦点距離 | f = 15(35mm判換算:30mm) |
絞り | F1.7 – F16 |
撮影可能範囲 | 0.2m~∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.1倍(35mm判換算:0.2倍) |
フィルター径 | φ46mm |
最大径×長さ | φ57.5mm×約36mm(※) |
質量 | 約115g |
※…レンズ先端より、レンズマウント基準面まで。
35mm換算で30mmという程よい広角なので、風景でもスナップでも何でも撮れて使い勝手が良いのが特徴的。
プラスしてF1.7と明るいので、夜景撮影にも向いています。
手振れ補正は付いていませんが、明るいレンズなので、そこまで困る状況も少ないと思います。画角も広角よりですし。
最短撮影距離も0.2mと結構近くまで撮影出来るので、テーブルフォトでも活躍しそうです。
なによりコンパクトで軽量!
手に収まるサイズで重量も約100gと驚異的です。
まさにMFTレンズといった感じでしょうか。
作例
何はともあれ、作例紹介。
全てRAW形式で撮影し、RAW現像した写真になります。
焦点距離15mmの世界
このレンズはポケットに収められるぐらいのコンパクトサイズというのが本当に魅力的。
それでいて、外観や質感からはまったくチープさは感じず、写りもスッキリとした仕上がりになります。
ただ、35mm換算で30mmという焦点距離に馴染めるかどうかというのが結構重要なポイントかと思います。
焦点距離30mmは、広すぎず狭すぎずなのですが、悪く言うと“中途半端”な広さ。
使いやすいは使いやすいのですが、それ故に、シンプルで面白みのない写真になりやすいといった印象を受けました。
勿論、これは私自身の腕もあるので、断定はできませんが、私個人、撮影時に構図で悩むことはしばしばありました。
なので、作例ではすべてガッツリトリミングしています。(比率は3:2のまま)
でも、それ以外は常時付けておきたいほど携帯性に優れた優秀なレンズです。
旅行もこれ1本で済んでしまうほど使い勝手が良いですし、標準ズームレンズと一緒に持ち歩くのにも相性が良いレンズになります。
MFTユーザーなら是非お勧めしたいレンズになりますが、一度店頭などで、で焦点距離15mmの広さを知ってから購入することをお勧めします。
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