【徹底解剖】電子書籍って結局のとこ良いの?悪いの?どっちなの?

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電子書籍と紙媒体の存在意義とは?

iPadで書物をデジタル化し持ち歩くことが一般的になり、Kindleの日本上陸により、電子書籍が爆発的に浸透し現在では当たり前のように扱われています。
スマホの普及やネットでの良情報サイトの普及により、紙媒体への情報収集離れが顕著に現れ、廃刊になる雑誌も多く見受けられる今日、電子書籍と紙媒体の存在が度々論議されています。
電子書籍の話に移る前に、ワタシの愛用している“Kindle”について触れておきます。
 

Kindleは「デバイス」ではなく「サービス」

ワタシはKindleを愛用しているので、ここではKindleを主としてお話します。
Kindleのビジョンは「あらゆる時代の、あらゆる言語の、全ての本を、世界中のどこにでも、60秒以内でお手元に」というのがあります。
KindleはiPadなどと比較して「デバイス」として捉えられそうですが、目的は“書物等を読むこと”になります。
(タブレットである、Kindle Fire などは除きます。)
書物をどこでもすぐに読める それこそがKindleというものなのです。
つまり、Kindleは「デバイス」ではなく「サービス」になるでしょう。
現に、Kindleで購入した電子書籍は、androidやiphoneなどのスマートフォンや、iPad等のタブレット、色々な端末で楽しめます。別にKindle端末を購入する必要はないのです。
Kindleというと端末を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、紀伊国屋書店やi文庫などの電子書籍ストアと同じ並びにあると捉えるほうが理解しやすいでしょう。
 

電子書籍と紙媒体のメリットとデメリットとは?

電子書籍と紙媒体、両方存在しているのには、やはりメリット、デメリットがあるからになります。
これを把握すると、電子書籍と紙媒体の立ち居地が把握出来、活用方法もグッと広がると思いますよ。
電子書籍のメリットとは、

  • どこでも購入可能(ネット環境化)
  • 書籍の場所を取らない
  • 持ち歩きが楽
  • わからない文字や言葉を検索しやすい
  • 暗くても読める

こんな感じでしょうか。
それに対し、紙媒体メリットは、

  • 書き込みができる
  • しるしをつけやすい
  • どこを読んでいるのか手で体感的に認識できる
  • 濡れても平気(度合いによる笑)
  • 機械ではないので電池の心配はない

になります。
 

電子書籍と紙媒体の向き不向き

“俺は絶対紙でしか読まない!” “紙のほうが温かみがあるでしょ”
とりあえず、そのような意見は置いておきまして、上記のメリット、デメリットを踏まえた上で、ワタシの活用上良いなと思われる電子書籍と紙媒体の用途を述べます。
 

電子書籍は“読み”を主、紙媒体は“学習”を主とする。

 

参考書や歴史的文献、学習系の本は絶対的に紙!

ワタシの経験上も踏まえてなのですが、ワタシは職業上WEB関係の本をたくさん読みます。
プログラム関係の本を購入したとき、“あれ、これって何だっけ?”って読み返すのに時間がかかることにかなり不満を覚えます。電子書籍上でも付箋等の機能はありますが、アクセスに時間がかかり過ぎます。
勉強といった面で、無駄な肯定を踏むことはストレスにも繋がり、効率化を生み出しません。
つまり、このように“勉強”や“理解”を主と考えた書籍に関しては絶対的に紙をお勧めします!

ちょっとした時間を読書に活用したい…そんな書籍は電子版を

ライトに読める小説やエッセイなど、少しの時間でパラパラ読める、そんな書籍は電子版をお勧めします。
このような本は、本好きな方なら1日もあれば読みきれます。そんな感じで、本を購入、持ち歩いていると、とんでもない量になってしまいますよね。だからこそ、電子書籍でかさばらず保管できるのはとっても良い点だと思います。
自己啓発本も電子書籍をお勧めします。
自己啓発本って勉強になるのでは?と思うかもしれません。確かに“勉強”や“理解”にも入りますが、丹念に学んでいくと言うよりはサッと読み、思い出してはまた開く…。そのスパンが結構長いので、上記の“勉強”でのストレスに繋がりにくいのです。更に、何冊も持ち歩け、いつでもアクセス出来る点はとても良いですよね。
 

全てが電子書籍向きではない。

今後、どんなに電子書籍が一般化しても、紙媒体は無くならないと思います。
(資源の無駄使いと言われるまでは)
昔から、携帯小説など、デジタルメインで読む目的として作られた作品は多くありますが、一般的な作品は紙媒体から生まれます。一部の方を除いて、小説家はデジタルで読むことを考え作品を作ってはいないでしょう。つまり、ミステリーなどでは、あとこんだけしかないけど終わるのかな?犯人がわかるのかな?など紙ならではの楽しみは電子書籍では味わえないということです。
ここが、“俺は、私は、紙のほうが好きだ!”といった意見が増えてくる一つの理由だと思います。
しかし、逆にそれを逆手に取った作品もこれから生まれるかもしれません。
 

結論、最後に

ワタシは本がとても大好きです。紙が好きです。
それは電子書籍を活用している今でも変わりません。
夢は書斎を持つことです。(切実)
当初は、大好きな本を電子書籍で買うことなんて、全く思いもしませんでした。
なのになぜ、電子書籍を活用するようになったかというと、いつでも好きな作家の本を持ち歩ける、ここにあります。
電子書籍で初めて購入したのは、ワタシが文庫本や単行本持っている好きな作家さんの本でした。
というのも、好きな作品は何度読み返しても面白いのです。そこがワタシのターニングポイントだったかもしれません。
一人暮らしの部屋に何百冊の本を収納していくのには限界を感じていたので、ちょっと気になる方の本を試しでデジタルで購入したり、エッセイ系の本はデジタルで購入するようになりました。
ですが、勉強系の本は一度もデジタルで購入したことがありません。ぶっちゃけ、WEBの本はでっかくてそれこそデジタルで持ち歩きたくなるのですが、モニターを前に、タブレット等を見る二重のデジタル縛りが考えられなかったからです。
両方活用してみてわかる価値もあります。
電子書籍は活用次第でとっても便利なので、とてもお勧めです!

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