役者は揃った!フルサイズ対応Eマウント50mm短焦点レンズ、お勧めはこれだ!

VIVA!8月!
梅雨晴れしたというのに、大気の乱れでなんだかんだ傘を手放せない日々が続きますね。
(全く持ってビバビバノンノンできないっすね)
夏にゲリラ豪雨はつきもの……夏の風物詩的なところがありますから、いたしかたないですね。
ゲリラ豪雨と聞くと、東京喰種にて、金木がヒナミに“驟雨”という言葉の意味を説明をしていた会話を思い出します。
……
「なつのおもいで~てをつないで~」
ちょっと悲しくなったので歌でも歌って無駄にテンションを上げました
どうもこんにちは!こんばんは!私です。
皆さん、宝くじは買いましたか?
同僚や家族も「7千万当たったらどうしよー」と夢物語を語り合っていました。
ちなみに、母親は宝くじが当ったら、好きなカメラ買ってあげると言ってくれました。
どうか、α7R2とα7S2を買っていただけますでしょうか。
切実に当ってくれることを願いに願います。
 
「夏だ!」
「海だ!」
「カメラだ!」
「って……ちょっと強引だったですか~」
というわけで、今回はカメラな話題。
ちなみに私は宝くじは買っていません。

フルサイズ対応のEマウント 50mm短焦点レンズがついに発売

SEL50F14Z (引用:SONY公式HP)
SONY製のZEISSレンズでフルサイズ対応のEマウントレンズとしては初の50mm短焦点レンズ『SEL50F14Z』が発売されました。
▽参考までに
PHOTO YODOBASHI SONY SEL50F14Z Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
PHOTO YODOBASHIはレンズが凄いのか、撮影した人が凄いのかわからなくなるほど、美しい写真で物欲ボンバイエになるのであまり見たくありません。でも見ちゃう。
今年、数少ないFE(フルサイズEマウント)レンズで待望の安価な50mm短焦点レンズ『SEL50F18F』が発売されましたが、月日も経たないうちに、50mmのZEISSレンズの登場で、なんだか50mmの有難さがよくわからなくなってきますね。
焦点距離50mmの短焦点は標準レンズとして、カメラを楽しむ上で愛されていますが、数少ないと言いましたFEレンズのなかでは結構豊富になってきていて、あまり話題になっていない気がします。

各FEマウント 50mm単焦点レンズの仕様について

先ほども言いましたが、50mmの短焦点レンズですと、現在下記のラインナップがあります。
SONY FE 50mm F1.8 『SEL50F18F』
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 『SEL55F18Z』
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 『SEL50F14Z』
CARL ZEISS 『Loxia 2/50』
「おいおい!55mmが混ざってんぞ!」と叱声しないで下さい。
こまけーこたぁ気にスンナってことです。
何はともあれ、上記4商品の仕様の違いは下の比較表をご覧ください。
【仕様比較表】

型番 SEL50F18F SEL55F18Z SEL50F14Z Loxia 2/50
焦点距離(mm) 50 55 50 50
開放/最小絞り(F値) 1.8/22 1.8/22 1.4/16 2.0/22
絞り羽根(枚) 7 9 11 10
最短撮影距離(m) 0.45 0.5 0.45 0.45
フィルター径(mm) 49 49 72 52
手ブレ補正
外形寸法 最大径x長さ (mm) 68.6 x 59.5 64.4 x 70.5 83.5 x 108 62.1 x 66.2
質量 約(g) 186 281 778 320
AF/MF 対応 対応 対応 MFのみ(AF非対応)
市場価格(※) ¥31,450 ¥96,400 ¥186,300 ¥96,460

※2016年8月 ヨドバシカメラでの販売価格

大口径レンズならではのメリット、デメリット

『SEL50F18F』のウリは何と言っても、“F値1.4”という明るいレンズ!
F値最大開放では、背景ボケをかなり活かした撮影が期待できるでしょう。
また、暗い場所でもシャッター速度を速めることが出来たりメリットがたくさんあります。
ですが、デメリットもあります。
これは大口径レンズ特有のデメリットなのですが、F値を小さくするための構造により、
レンズ本体が大きく、重い
そして、価格が高い
ということです。
また、F値最大開放では、一眼レフならではの背景ボケを楽しむことが出来ますが、さすがにF値1.4になると、被写界深度もかなり浅くなるので、使用するシーンは限られてきます。
それでもこのF値を使わなければ撮影出来ないのであれば、上記のデメリットはカバー?できるでしょう。

絞りリングとクリック切替スイッチ

値段が高いのは、大口径レンズだからだけではありません。
オートフォーカスがとても早く、被写界深度が極端に浅い最大開放でも瞬時にピントを合わせられるよう利便性を考えられた設計だそうです。
さらに、絞りリング搭載!
なんと絞りリング搭載なのです。驚きです。絞りリング搭載なFEレンズだと他には、マニュアル操作限定の『Loxia』シリーズくらいでしょう。

(2016年8月17日 追記)
後々調べたところ、絞りリング搭載レンズが結構あったことが発覚。
・FE PZ 28-135mm F4 G OSS 「SELP28135G」
・Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA 「SEL35F14Z」
・FE 85mm F1.4 GM 「SEL85F14GM」
α7は、動画撮影用としても愛されていることもあり、レンズも動画用にも配慮されたモデルがありますね。
浅はかな知識ですみませんでした。

更に絞りリングクリック切替スイッチにより、絞りをマニュアルで操作する際、“カチカチカチ”といった操作音を出さずに絞りを変更できるので、動画撮影などで活躍します。
α7シリーズは動画機能も充実しているので、こういった機能は需要が高いと思います。
(あまり話題になっていないとか発言してすみませんでした。凄いレンズでした。ごめんなさい。)
これも必要性を感じる方になりますので、そういった点ではデメリットを感じないと思います。

FEマウント お勧め50mm単焦点レンズは『SEL55F18Z』

「だから50mmじゃねーじゃん!!」
先に謝っておきます。
55mmですみません。
「たかが5mm、されど5mm」
物撮りなどしてると、頭の片隅に5mmがひっかかるかもしれません。
でも、
こまけーこたぁ気にスンナってことで……すみません、許して下さい。

コストパフォーマンスの良さ

まず、F値1.8まで開放できるので、十分背景ボケを活かした撮影が可能であること。
レンズ本体もコンパクトで比較的軽く、α7シリーズのボディに違和感なくマッチする。
SONY製のZEISSレンズで、描写の評価も凄まじく高く、価格.comなどのレビューで神レンズと称されていたりもします。
値段は決して安くはないですが、“α7シリーズを購入したらまず持っておきたい短焦点レンズはこれ!”と言われるほど、色々な立ち回りに対応してくれる評価の高いレンズで、ZEISSレンズと考えれば、値段も妥当といったところではないでしょうか。

安価で軽量を考えると『SEL50F18F』がお勧め

「とにかく安く済ませたい!重いのも嫌だ!せっかくのミラーレスなんだし携帯性も良くなくっちゃ!」
という方なら、『SEL50F18F』もお勧めです。
一眼レフを初めて購入する方によく単焦点レンズをお勧めされるのは、ズームによる画角の変動を気にすることなく、シャッタースピードや絞り、ISOなどの撮影する上で重要な関係性を学びやすいからです。
そういった点でも、価格が安くて初期導入には扱いやすいレンズだと思います。

とりあえず……ならやめること

50mm単焦点レンズが欲しいから“とりあえず”安価な『SEL50F18F』を買おうかなということはお勧めしません。
短焦点レンズを購入したいと思う方は、少なからずカメラが好きなはずです。
興味がない場合は、標準ズームレンズを買うでしょう。
となると、価格がたとえ3倍近くする『SEL55F18Z』でも、いずれコチラが欲しくなります。
先ほど、初めての方には、『SEL50F18F』もお勧めと言いましたが、撮影になれていきカメラについて理解すればするほど『SEL55F18Z』が欲しくなるはずです。
α7シリーズは本体も高いので、レンズは少し抑えたい……そして、とにかく早く撮りたい!という場合をのぞき、大いに悩んだ方が結果的に損をしないと思います。
中古でも品質が良くて求めやすい価格になっていることもありますので、是非探して見て下さい。
▽お勧め中古取扱いショップ
マップカメラ
カメラを専門としたお店だけあって、とにかく豊富で、品質管理やアフターサポートも安心。
ネット限定SALEでかなり安く出ることもああります。
商品の入れ替わりが激しいので、欲しいと思ったらすぐに購入しないと次の日には無くなったなんてことも多い。
もちろん新品の取扱いもあり、カメラの情報も随時アップされているので、見てるだけでも楽しいです。
マップカメラが運営するフォトレビューサイト『Kasyapa』も、PhotoYodobashiと同様に参考になるのでお勧め。

私はLOXIA 2/50を買いました

数ある単焦点レンズの中から、私がLoxia 2/50を選んだ理由。


『SEL55F18Z』と、『LOXIA 2/50』は、価格もほぼ同じで、焦点距離の5mmの差や、最大開放F値も1.8と2.0と違いますが、ほぼ同じと考えて良いと思います。
SONY製のZEISSレンズか、本家のCARL ZEISSレンズかといった違いも一応同じZEISSという一括りにまとめて良いかと。
(『Loxia 2/50』もどこかに委託して作っているのでは?と家電量販店の店員さんも言っていました)
そういった点で、描写も素人にはわからない度合いだと思います。好みにもよるかもしれませんが、簡単に試し撮りした私にはわかりませんでした。

マニュアルフォーカスのみ

最大の違い、これは他の50mm単焦点レンズにも言えることですが、Loxiaシリーズは全てマニュアルフォーカスになります。オートフォーカスに対応しておりません。
絞りはレンズ側で操作するので、オールドレンズのようにレンズにF値の表記がされています。
これがとてつもなく格好いい。
デジタルでは見かけないレンズ形状、オールドレンズのようで古くなく今風で高級感もありとにかく格好いいんです。
またマニュアル操作のみという縛り?が撮影してる感が増して楽しいです。
もちろん、咄嗟に撮りたい時にもどかしいことが無いと言ったら嘘になりますが、MFアシストも使えますし、私はとても満足してます。
カメラもレンズも好きなものを使ったほうが愛着がわきますしね。
ただ、本当に好みの問題になってきますので、正直、普通に普段使いするなら、『SEL55F18Z』をお勧めします。

最後の砦はBatis?

CARL ZEISSのFEレンズには『Loxia』と『Batis』というシリーズがあります。
どちらも単焦点レンズなのですが、『Loxia』が先に述べたようにMFのみに対し、『Batis』はAFにも対応しているという点が大きな違いです。
現在(※)、両シリーズは各3種出ていて、
【Loxia】
・Loxia 2.8/21
・Loxia 2/35
・Loxia 2/50
【Batis】
・Batis 2.8/18
・Batis 2/25
・Batis 1.8/85
上記のようなラインナップになってます。
※2016年8月時点
つい最近、『SEL50F14Z』が出たばかりですし、これ以上50mm単焦点レンズをCARL ZEISSが出すか?と言われると“うーん”となりますが、『SEL50F14Z』の価格を考えると、『Batis 2/50』という商品が生まれてもおかしくはないのかなと思いました。
これが出たら、間違いなく買いでしょうけどね。
『Batis』はネットなどでも口コミやレビュー、撮影写真等が他のレンズに比べ少ないですが、描写力は「これぞデジタル一眼レフの力だよ」といわんばかりの写りです。私も持ってはいませんが、α7R2とbatisの組み合わせで撮影された写真を見たとき、FullHDに慣れ親しんだ目で4Kを初めて見たときの驚きがありました。
 
α7シリーズは使えるレンズが他のメーカーに比べまだ少ない方ですが、少ないが故に沼にはまりざるをえないとこがあるのがなんとも辛いところです。

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