レイアウトに悩みを抱える全ての人に。「けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本」を読みました

けっきょく、よはく。 デザイン書紹介 サムネ

2018年はたくさんのデザイン書を読みました。

・けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本
・レイアウト基本の「き」
・なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

その中でも上記の本は本屋でもかなり押し出されており、目にした人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する「けっきょく、よはく。」は、レイアウトデザインの導入本というよりは、枠内に収めることは出来るようになったけど“なんだかオシャレに見えない”といったジレンマを抱える際にとっても刺さる参考書になります。

レイアウトに悩みを抱える全ての人に

駅やデパートの広告、雑誌などを見てみると、レイアウト上手いなーと思わされることが多々あります。
プロが作ってますので、そりゃ上手いわけですが、中にはこれなら自分でも出来そうだな!と思えるようなデザインもあると思います。(勿論、見たから言えることなので、実際に1から作るのは難しい)

でも、いざ自身で何かをデザインしてみると、なんだかオシャレじゃない。同じようにならない。といった現実に直面することになります。

「何が違うんだろ……。同じような素材を使っているのに……。」

そういった疑問に答えてくれるのが、「けっきょく、よはく。」になります。

デザイナーではなくても、趣味で名刺やチラシなどをデザインしている方にもお勧めです。

フツーのデザインをオシャレなデザインに

けっきょく、よはく。 参考画像01

本は、この本の説明からChapter1~9までのジャンル別デザインサンプルで構成されています。

・Chapter1 CAFE DESIGN
・Chapter2 NATURAL DESIGN
・Chapter3 BUSINESS DESIGN
・Chapter4 SCHOOL DESIGN
・Chapter5 JAPANESE DESIGN
・Chapter6 SALON DESIGN
・Chapter7 COSMETICS DESIGN
・Chapter8 SEASON DESIGN
・Chapter9 LUXURY DESIGN

けっきょく、よはく。 参考画像02

本の中では“いまいちさん”と、“しゅっと先輩”というデザイナーの先輩後輩の二人がそのジャンルごとにデザインの作例を紹介していて、その違いについて細かく解説しています。

けっきょく、よはく。 参考画像05
けっきょく、よはく。 参考画像06

つまり、“いまいちさん”と同じようなデザイン思考を、“しゅっと先輩”のようなオシャレなデザインにする方法を、色々なケースで紹介しているわけです。

・フツーに見えてしまうのはなぜなのか?
・オシャレに見せるコツとは?

そういったことを細かく説明されているので、照らし合わせながら理解していく事ができます。
NGと書かれていますが、“いまいちさん”のデザインは決して絶対的にNGというわけではないので、1、2段階上のデザインを目指すにはどういったところに着目するのが良いと思います。

デザインパターンが白地に置かれているのではなく、そのケースに合わせた背景が選ばれている所も、状況がスッと入ってくるので素敵です。
こういった細かい配慮は、細部までこだわって作られているのが伺えます。

他のレイアウト紹介がかなり嬉しい

けっきょく、よはく。 参考画像03

先ほども書きましたが、“しゅっと先輩”のデザインがお手本というカタチになるわけですが、この本には同じお題で他のレイアウトが4種類載っています。
お手本のデザインを載せたデザイン書はたくさんありますが、ここまで他のレイアウトを載せた本は無いのでは?
レイアウトのコツは勿論、デザインの引き出しを増やす勉強になるのでグッドポイントです。

簡単な配色アイデアとしても

Chapter1~9までのジャンルは、日常で見る様々なケースを取り上げています。
そのチャプターの最後に必ず、「色とフォントのおすすめ」というコーナーがあって、こういったテイストにはこんな色の組み合わせがお勧め!といった情報があります。
これもかなり参考になりますね。

ちなみに、本格的に色々なケースの配色アイデアが欲しい場合は、評判がド級に高い、

といった本がお勧めです。
こういった配色アイデア書は、本棚にあるととても安心します。

デザインがしたくなる

「けっきょく、よはく。」が完成図とその解説を見ていくので、ヴィジュアル要素がとても多い本になります。
読み進めていくと、自分自身もデザインがしたくなります。

ちょっと思ったのが、素材とお題をネットでDL(ダウンロード)出来て、事前に自分でデザインした上で読み進めていくスタイルだったら良いのにな~と思いました。
そうすれば、自分が“いまいちさん”と“しゅっと先輩”のどの辺に位置しているのかがわかりやすかったかなと。
インプットもとても大事ですが、アウトプットしていかないと身に付いた実感わかないですよね。
(素材DLとかのタイプにするとこの本の価格が倍近くなりそうですが)

最後に

この本は「よはく」を上手く扱うことで、レイアウトがよりオシャレに見えるということを丁寧に解説した本になりますが、「よはく」を生み出すには文字や写真の大きさ、レイアウトなどが大事になってきます。
つまりレイアウトの基本もしっかり押さえた内容になります。
最初に挙げました「レイアウト基本の「き」」や「なるほどデザイン」などと合わせて読むと理解がより深まると思うのでこちらもお勧めです。

ちなみに私のメインはWEBですが、バナー作成などで活用出来ているので、WEBメインの方にもお勧めです。
とても良い本なので、気になった方は、是非、本屋等で見てみて下さい!

デザイン書ならベーコンさんの世界ブログ

私の大好きなブロガーさんの一人、ベーコンさんが運営している「ベーコンさんの世界ブログ」。
ブログを見るとワチャワチャした派手な色合いながら、綺麗にまとめられている点は流石はフリーデザイナーさんといったところ。(こんなデザイナーに私もなりたい)
デザイン書をよくご紹介されているのですが、良書を厳選してますし、紹介もとってもわかりやすいので、お勧めです。
ちなみに文章スキルも半端ないので読みやすいですし、面白いです。

是非チェックしてみて下さい。

記事を見て良いな!と思ったら、ベーコンさんの世界ブログから商品リンクを踏んで購入しましょう。(笑)

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