↓1年越しに購入しました↓
F2の明るさで室内でもシャッター速度を気にすることなく撮影できるのは良いですね。
とろけるような背景ボケ感も抜群。
フォーカスリングの程よい滑らかさがマニュアル操作の煩わしさを忘れさせてくれ、操作感も良かったです。
マクロ撮影する場合、オートよりマニュアルでのピント合わせの方が何かと便利だったりするし、そういった目的ならこのレンズはとってもお勧めだと。
65mmという焦点距離をどう捉えるか……それがこのレンズのポイントかと思います。
F2、64mmの単焦点レンズを常用レンズとして使い倒すのもこのレンズの楽しみ方ですね。
大きさを気にせず、ポートレートも写りもAFもというなら、迷わずSONY純正の「FE 90mm F2.8 Macro G OSS (SEL90M28G)」がお勧め。
っと、マクロレンズ談義はここまでにしておき、本題へ。
マップカメラへ行ったのはそれが目的ではなく、「SONY α7S ILCE-7S」を触りにいってきました。
ボディよりもレンズが重要
私のαデビューは去年の3月。
10年近く使用してきたNikonを全て売り、SONYへと移行し、早1年半経ちます。
使用しているのは「α7M2 ILCE-7M2」。
満足度は今のところ、8/10とかなり高い。
正直なところ、この高評価はレンズによるものが大きいです。
特に愛用レンズの「ZEISS Loxia 2/50」の写りが素晴らしすぎて、このレンズが使えるというだけでαの価値を高めてます。
写真の写りはボディも勿論だが、レンズが重要ということを改めて実感させてくれるとても良いレンズです。
逆に考えると、“私の場合は”α7M2でなく、α7(無印)でも十分だったと思います。
つまりボディを買い換えるときというのは、そのボディでなければ撮影できない理由があるわけです。
ここでやっとこさ本題の「α7S ILCE-7S」が出てくるわけなのですが、その魅力について語りたい。
圧倒的な高感度が魅力的なα7S
α7Sの“S”は“sensitivity(感度)”からきています。つまり高感度撮影に強いカメラというわけです。
2014年6月20日に、α7、α7Rに続き、3番目に発売されました。
※α7R“R”は“reality(現実)”からきています。
発売されてから3年以上経ちますし、後継機である「α7SM2 ILCE-7SM2」も発売されてますので、あちこちのサイトでまとめ尽くしされているので、簡単に説明します。
画素数は約1220万画素、最高ISO感度ISO409600!
α7Sの有効画素数は約1220万画素と、フルサイズ機……に限らず、最近のデジタルカメラの中では決して高くない画素数です。
iPhone 6sや7でも画素数は約1200万画素と言われています。
それには理由があり、1画素あたりの光を取り込む面積を広くすることで、暗闇でも強いカメラを生み出したというわけです。
画素ピッチを拡張させ1画素あたりの集光能力を最大限に高めた「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーの高感度・低ノイズ特性により、最高ISO感度ISO409600という圧倒的な感度性能を実現させたわけです。(SONY 公式HPより)
α7Sとα7M2で悩んだ
実はα7シリーズを購入しようと決めたとき、α7,α7R,α7S,α7M2,の4台が出ており、α7Sとα7M2どちらかですごく悩みました。
実際、α7M2とα7Sの特性をしっかりと理解している人から見ると、悩む理由など無いと思いますが。
α7Sとα7M2、どちらに購入したら良いかと悩んでいる人は実際そこそこいて、ネットでも紹介している方や、悩みを書き込んでいる人も見かけます。
一応、比較表を(自分の為にも笑)ご用意。
α7S | α7M2 | |
カメラ有効画素数 | 約1220万画素 | 約2430万画素 |
手ブレ補正機能 | – | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
測距点数 | 25点 | 117点 |
ISO感度(※) | ISO50-80,128000-409600(拡張) | ISO50-25600(拡張) |
シャッター速度範囲(※1) | 1/8000-30秒、バルブ | 1/8000-30秒、バルブ |
サイレント撮影 | 可能 | 不可 |
液晶モニター | 921,600ドット | 1,228,800ドット |
質量(g)(本体のみ) | 約446g | 約556g |
価格(※2) | 230,000円 | 164,880円 |
※1 静止画撮影時
※2 2017年8月時点 ソニー公式ストア価格
両機ともフルサイズで、画素数に大きな違いはあれど、それは先ほど述べた高画質か、高感度かといった違い。
A3以上で印刷したり、WEB上での使用なら全く問題ありません。
α7M2には5軸手ぶれ補正が搭載しており、昼間は勿論、夜間の撮影でも安心です。
また、α7M2はグレーディング(撮影後の映像加工)を前提とした「s-log2」での撮影も可能で、動画撮影にも力を入れています。
手持ちで動画撮影する際も手ぶれ補正の効果は絶大で、静止画、動画ともに活躍する非常にバランスの良いカメラ。
一方のα7Sは高感度の特性を活かし、夜間の撮影時もISO感度を上げることでシャッター速度に余裕が持てます。
ボディ内手ぶれ補正は付いてないが、暗い場所でもノイズを抑え動画を撮影できる利点があります。
何より、サイレントシャッターが搭載されている点はかなり大きなアドバンテージです。
ちなみにα7Sも「s-log2」での撮影が可能です。
α7M2は本当に万人受けするモデルですが、α7Sが劣っている訳ではありません。
暗所撮影が多い方や、特に動画撮影などではα7Sの方が活躍します。
正直なところ、本当はα7Sを購入したかったんです。
でも購入しなかった(正確にはできなかった)のは、価格。
発売してから3年経った現在でさえ、α7M2よりα7Sの方が高額です。
高額なのには理由があるのでしょうが、それにしてもα7Sは価格も尖ってます。
そんなこんなで、α7M2を購入しました。
α7M2を使用してわかったα7Sの魅力
α7M2には非常に満足しているのですが、ここ最近、あらためてα7Sがとても魅力的になってきました。
その理由は、赤ちゃん。
今年初めに第一子が生まれ、初めての子育てにてんやわんやしておりましたが、最近は落ち着いて娘を撮影する機会が増えました。
休日は良いのですが、平日はどうしても寝かしつけなどで、暗闇が基本。
開放でISO感度を上げればなんとかなりますが、シャッター音がとにかくうるさく。
普段気にもならないのに、一生懸命寝かしつけしたあとは静寂を保たなければいけない毎日です。
でも寝顔とか撮影したいですよね。
“暗闇でもノイズを抑えて、サイレントシャッターで子供を撮影したい”
これが大きな目的です。
手持ちのレンズを活かせるといった点でα7Sが欲しいなと。
α7SM2もあり、こちらはボディ内手ぶれ補正付きの4K撮影も可能!さらにNASAのお墨付きといった名機になりますが、如何せん価格が高いので見送り。
子供を綺麗に写したい!
10年先も高画質なデータで保存したい!
そういった目的では画素数の高いボディを選ぶべきかもしれません。
金銭面も勿論ですが、やはり使う人のニーズで選ぶカメラって変わりますね。
今後のカメラ体制について
α7Sを購入すると、α7M2と2台体制の贅沢使いになる訳で高画質と高感度といった点で上手く使い分けられるかもしれませんが、微妙にもったいな気が。
α7M2の信頼度は高いので、α7Sを購入しても手放すことはないと思いますが、α7Sの性能や写りに満足したら、今後はα7S系列にまとめていくかもしれません。
でも、α7M3が高感度にも強くなったら悩むかも……。
もう少しじっくり悩んで購入するかを決めたいと思います。
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